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ノースレイク夏の99冊 2018

新潮文庫『夏の100冊』に勝手に対抗しようと、思いつきで始めたノースレイク『夏の99冊』も今回でなんと4回目となりました。今年もノースレイクと太く短く細く長く(?)縁のある33名のみなさんのご協力のもと、こうして世に送り出せたことこの場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました!!!今回もおかげさまで個性的で濃厚な99冊となり喜んでいます。バラエティーに富んだ選書ということでは、もはや本家を凌駕しているのではと思い上がったりするほどです。過去3回は色上質紙を購入しジョイフル本田で両面コピーをしていましたが、今回より印刷することになりました。ちょっとだけグレードアップした冊子を楽しんでもらえたら幸いです。字が小さくって虫眼鏡が必要かもしれませんが、過去3年の297冊も掲載させていただきましたので、お楽しみに。

1.
河村詩夕
書家
https://ameblo.jp/syo-shiseki
⃝ぼくがここに (まど・みちお)
「ぼくがここに」の詩を読んだとき、涙が出てしまいました。
優しさにふれ、愛にふれ、ことばが胸に熱く染み込んでいく。
「存在 こそが すべて」そう心に響きます。
⃝にわぜんきゅうの般若心経 (丹羽善久)
この本は、般若心経をユーモアあるお坊さんの画とお釈迦様が優しい言葉でわかりやすく語りかけます。もし子供に「般若心経ってなあに?」って聞かれたら、この本を読んであげてほしいです。
⃝不登校ゼロ、モンスターペアレンツゼロの小学校が育てる21世紀を生きる力 (木村泰子・出口汪)
映画「みんなの学校」の大空小学校の木村校長先生の書いた本です。
日常の中で支援の必要な子供たちを当たり前に支援する。
さまざまな個性を持った子供たちが、将来社会に出て生きる力を持ってほしい、その思いで他の学校にはない取り組みをしています。周りの子供たちも自然と一番の支援者になっていました。夏休みに先生やお父さんお母さんにも読んでほしい一冊です。

*9月5日より河村詩夕さんの個展を開催します。当店では初めての「書」の展覧会となります。

2.
ともきっく
エディトリアルプランナー
「くだらないの中に本質がある」をモットーに、ゆるく気負わずに日々のことをお話しする音声配信をしています。
https://note.mu/hurrytomo
⃝ヨガとシンプルライフ (みう)
私がミニマリストになるときに参考にしていたブログが書籍化。ブログから更にみうさんらしさが詰まった本です。実は、みうさんとこの本を作った編集者さんとは面識があって、みうさんには直接ヨガをレクチャーしていただきました。みうさんがセレクトするものが私好みで、眺めているだけでホッとする一冊。
https://www.wani.co.jp/event.php?id=5134
⃝蘇える変態 (星野源)
「星野源になりたい」というのが私の口癖で、そのくらい彼の歌や考え方が好きです。2011年から2013年まで『GINZA』で連載されていたエッセイと書き下ろしをまとめた一冊です。2012年末、彼がくも膜下出血で倒れ、更に再発して再入院したことも書かれています。とはいえ、そこまで深刻な内容でもなく、「くだらないの中に本質がある」という私のモットーを確信させてくれた本です。
https://magazineworld.jp/books/paper/2661/
◯AOR Light Mellow Remaster Plus (金澤寿和)
私の趣味の一つがレコード収集。特に集めているのが「AOR」というジャンルのレコードたちです。きっかけはホイチョイ・プロダクションズが制作した『波の数だけ抱きしめて』という映画のサントラ盤CD。それからそのサントラに入っている曲のレコードを集めるようになりました。その年代の音楽の知識不足な私は、AORの名盤を330枚紹介されたこの本をバイブルとしていつも持ち歩いています。

*ともきっくさん、某誌の取材でお世話になりました。ぜひ当店の「9 albums」にもご参加を!

3.
小笠原礼子
家事手伝い
エッセイが好きなので「日記」で選んでみました。
◯言わなければよかったのに日記 (深沢七郎)
奇才深沢七郎は謎だ。好々爺のようだが目が笑ってないと思うのは私だけだろうか?「楢山節考」や「みちのくの人形たち」など傑作を書く一方でエッセイになるとどこからどこまでが本音で嘘なのかいつも煙に巻かれてしまいます。
◯富士日記 (武田百合子)
「富士日記」は私にとってもはや聖書のようなもの。武田百合子さんのエッセイは全て素晴らしいのですが、富士の山荘での生活を淡々と刻したような無駄のないキリッとした文章の中に見え隠れする泰淳さんへの無償の愛に毎回泣いてしまのです。
◯東京風人日記 (諏訪優)
諏訪優はお酒と女性と猫を愛した詩人。
ファンの女子学生と駆け落ちしてのち何もかも失い辿り着いた田端の6畳一間のアパートに晩年1人暮らし始めます。その頃の静かで穏やかな時間が綴られています。彼が通った銭湯や鰻屋など探しながら私もいつか同じ道を歩いてみたいと思うのです。

*LAに共通の友人がいるインスタで知り合ったブックラバーの礼子さん。本の好みが結構近いのではないかと思っています。諏訪優さんの日記ものすごーく読みたいです!

4.
青柳光則
ファッションディレクター・スタイリスト
拙書「お洒落道場虎の巻:The Wearling Bible for Gentlemen」万来舎より発売中!!
www.hamish.co.jp
◯アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス)
知的障害を持った優しい青年が未だ実験段階の先進的な手術を受け、天才になってゆく様を描いたSF長篇の傑作。私的には”敢えて扉を開けない幸せ”という選択肢を享受したように思う。子年の僕には色々な意味でドーンと響きました。
◯オリンピックの身代金 (奥田英朗)
現在東京は2度目のオリンピックに向けた工事が進んでいるが、このストーリーは1964年に開催された東京オリンピックが背景。当時の東京の環境や世相、人物模様も興味深く読めるが、私的には犯罪者である主人公が痛快で恰好良く映った。そんな訳で最後まで主人公を応援した。「お兄ちゃんは悪くないぞ!!」の一節も頷ける気がした。
◯遠い海から来たCOO (景山民夫)
南太平洋の島で繰り広げられる小気味いい冒険小説。美しい環境を目の当たりにする描写とプレシオサウルスの可愛らしさが今も印象に遺る。夏の暑い日に読み耽るのには最適な一冊。第99回直木賞受賞作品。

*わたしが古着屋時代に大変お世話になったスタイリストの青柳さん、先日、本を出版されました。当店でも扱っていますので、ぜひ。

5.
川野正雄
(LE CERCLE ROUGE)/ オーガナイザー
http://lecerclerouge.jp/wp/
https://readysteadygotokyo.com/
魂を揺さぶられ、映画化に奔走した3編を紹介します。
◯最後の忠臣蔵 (池宮彰一郎)
忠臣蔵後日談を描いた短編。討ち入りがクライマックスではなく、討ち入りから始まる忠臣蔵。武士の矜持について、深く考えさせられる。短編だが怒涛の流れになる後半は、読んでいて胸が熱くなる。
映画本編では、片岡仁左衛門さんの大石内蔵助率いる四十七士の一人として、討ち入りにも参加しております。
◯閃光 (永瀬隼介)
身近なエリアで起きた事件として、未解決事件の中でも特に三億円事件に関しては、ロマンを感じる。三億円関連本は数多いが、この小説は一つの納得できるストーリーを提示してくれる。警察小説としての面白さも出色である。
撮影時当時の犯行を出来るだけ忠実に再現したが、これは単独犯では無理という結論になった。
◯沈まぬ太陽 (山崎豊子)
説明不要の大河小説。全編を貫く企業人としての矜持というテーマに、圧倒される。仕事が苦しかった時期にこの本を読み、不屈の精神を少なからず持つことが出来たので、感謝もしている作品だ。
映画化のハードルもかつてない困難さで、何回も出口が見えなくなったが、関係者それぞれが不屈の精神を持って、何とか完成にたどり着いた労作である。

*四半世紀も前のことですが、川野さんはP.PicassoやZooでDJをされていて、ジャマイカ旅行にご一緒させて頂いたことも。今もアグレッシブに生きてる姿に少なからず刺激を頂いています。ヌーベルバーグの映画も川野さん経由だと、、、

6.
長岡陽子
ピアノ、塾講師その他色々
インスタで毎日即興でなんか弾く、音日記やってます。3年目。
https://www.instagram.com/yokopianosan
https://www.facebook.com/yoko.nagaoka.984
◯ホーキング宇宙を語る〜ビッグバンからブラックホールまで (スティーブン・W・ホーキング)
高校生の頃、授業をさぼって図書室にいた時に出会った本。文系の私にも楽しめた記憶があり、その後も著書は読み続けていましたが、ついにあちらへ逝ってしまいました。
◯ムジカマキーナ (高野史緒)
音楽とSF!!!!!なんて最強!そしてタイトルに惹かれて手に取った本。
ちょっとオタク女子の香りです。
◯特捜部Q (ユッシ・エーズラ・オールソン)
デンマークのミステリー。映画化されていてそっちから入りました。特捜部はともかくQってなんか気になる!そして地下にあるのでずっと暗いお部屋。こんなとこで殺人事件を扱うって…。
何もハヤカワ、、、早川書房の回し者ではありません。

*ご近所さん。読書会のコアメンバー。当店のサムライガールズの一人。

7.
杉山啓子
アーティスト
keiko-s.com
◯正直者ばかりバカを見る (池田清彦)
小説を離れて、ノンフィクションズ漬けや、人の意見が知りたくなってエッセイばかり続けて読む事もある。TV番組でお見かけもする池田さんは、相当な虫好き(狂いの境地)の温厚なインテリとお見受けするのだが、にこやかなに的を得た切り口でもって、日々のいろいろをバッサリ。昆虫がピンで留められるがごとく。ユーモア満載な口調がクセになり、氏の他の本も探し読みする日々。
*「ナマケモノに意義がある」は、生きててイーンだ、こんなふうに。と、どこかに入ってたらしい力が抜けるいい意味の脱力本。
◯聖書を読む (中村うさぎ+佐藤 優)
わかっている様なふりをしてても、ちーっともわからなかったキリスト教のお話。わかりやすく、しかし、深く。わかりかねるところもあるけれど、興味と好奇心をかりたてられる。知ると知らないとでは、キリスト教を背骨として持つ国々の様々な事象の理解度が、ちがってくるのね…といった、まずは入り口としてはとても面白い対談形式。佐藤優はいざ知らず、中村うさぎの理解力に圧倒される。
*コレより佐藤優X誰某に,はまる。動物行動学・竹内久美子との挑戦的な対談もおもしろい。
◯植物のサバイバル作戦 (里見和彦)
植物学の泰斗、日本が誇る牧野富太郎の「高知県立牧野植物園」に、長く勤務したデザイナー里見氏が、園を離れ手がけたドクターマキノの植物たんけん絵本。読み応えのある内容は子供も大人も楽しめて、植物の生き伸び術のすごさを感じられる1冊となっていておススメ。
*いとうせいこうも推薦。子供たちをもうちょっと可愛く描いてくれてたら、文句なし。

*6月に3年ぶりに当店で個展”Blossom”を開催していただき、好評を博しました!

8.
岡野ようこ (駄々猫)
派遣社員
2009年から、自分が読み終えた本を売る素人古本屋として、各地の古本イベントに参加しております。神保町のカフェヒナタ屋、池袋の古書ますく堂に委託販売棚あり。読書会、ブクブク交換も大好きで、本の話ならいくらでも聞きたいし話したいです。自宅で猫本図書室マダナイ文庫を開くのが夢。
◯つるまき町夏時間 (コマツシンヤ)
植物と話ができる、みつる君の夏休みの日々を追った短編集的コミック。不思議な場所へ迷い込み、時計花?を採取したせいで植物の暦が狂ってしまい…小さな冒険をベースに、ラジオ体操、宿題、屋外上映会など自分も経験した夏休みの思い出が描かれます。全体にほのぼのしつつ、細部のこだわり(植物研究所の博士たちの名前とか、クラゲグミカードとか)一つ一つが愛おしく、心踊ります。
◯魔法の庭 (イタロ・カルヴィーノ)
11編の短編集の表題作。少年と少女が迷い込んだ邸宅の庭で過ごす、短い時間を追った8ページの作品。灼けそうなレールや、二人がプールに飛び込むシーンから夏を感じます。読みながら情景が目に浮かび、水の冷たさや紅茶の味まで感じられる、私の五感を刺激してくれる小品です。
◯珈琲が呼ぶ (片岡義男)
珈琲をテーマに書かれたエッセイ集。長さも味わいも異なる様々な話が展開するのですが、「四つの署名、一九六七年十二月」という一編に出てくる夏の日の描写と会話に惹きつけられました。そして数ページ後、時間的には半年後の冬の日。貴重な写真を貰うことになり「なぜ、これを、僕に」と問う片岡氏(たぶん)に対する相手の答えに心から共感したのでした。この本の64頁に挟んだ栞を抜くことはないでしょう。

*当店で開催されるイベントに遠くから駆けつけてくれる駄々猫さんは本の他に、バナナケーキが大好き!

9.
遠藤 悟
K.B.SCOOTERS
http://www.kbscooters.com/
◯瘋癲老人日記(谷崎 潤一郎)
息子の嫁に夢中になり、かつ変態的な願望が強くどうしようもない、腐れた老人のお話。と書くとどうしようもない感じしかしないんだけど、女性に虐げられるのが好き、脚が好き、とにかく好き、大好きって!のがここまで極まるとそれはそれで。細雪しか読んだことのなかった谷崎潤一郎でしたが、この本がきっかけで全集まで買って読んでしまうほど夢中になりました。本の装丁って良いもんだなと思い装丁の好みだけで本を収集してしまう切っ掛けにもなった一冊。谷崎文学の中に登場する愛すべき屑変態野郎達に乾杯!
◯狩猟の民俗 民俗民芸双書96(佐久間惇一)
山歩きをする際、天候の急変なども怖いけど、熊に出会うのも怖いですね。映画『地上最強のカラテPART2』の中でのウィリー・ウィリアムス対熊の戦い方を事前に観ておけば、山で熊と出会って襲われたとしても素手で仕留める事は出来る。だがしかし、倒した後が問題です。命頂きます。と倒した熊を解体して食するにしても、仕留めた山が地元の猟師さん達のテリトリーだったりしたら、仕留めた後にどんな祝詞を唱えるのか、解体するのは山の中なのか、山を下りてからか、解体した際に山の神にどの部位を捧げるのか、地域ごとに色々決まりがあります。この本を読めば新潟県、山形県の山々での風習などがビッチリと詰まっていますので大丈夫。しきたりを破って山の神に怒られなくて済みます。山形、新潟の山歩きをする方、必読ですよ。熊より怖い山の神、天罰は嫌。本に出てくる以外の地域で熊と会ったらどうするんだよ!って?倒した後の事など心配してないで逃げてください。正しく命がけの瞬間ですから一生懸命逃げてください。それだけです。
◯セケン・ムナサンヨー (直訳 いとうせいこう)
元禄5年(1692年)に刊行された井原西鶴の「世間胸算用」が英訳出版されていて、その英文版をいとうせいこうが直訳的な感じで再度 日本語に翻訳した本です。日本語→英語→日本語、結果、井原西鶴の描いた元禄の商人たちの世界がなんともいえない異世界へ。この本が面白いのかどうかではなく、英訳された本を再び翻訳するという発想が凄いなという事で選書の中に入れさせて頂きました。この本を読んだ18歳の頃以降、翻訳本なんてのは訳者によって内容、漂う雰囲気、すべてが変わってしまうんだから海外文学は積極的に読まなくてもいいかな、となりました。というのは嘘です。海外文学に出てくる登場人物の名前が覚えられなくて感情移入しにくいからあまり読まないというお馬鹿な理由。ロシア文学とかなんだよ?名前なんて欠片も覚えられないよ。

*現在ヴェスパ専門店を構える遠藤さんは、実はヴェスパ以外に古書にも造詣の深い方。去年に引き続きご登場願いました、今回も大爆笑!

10.
瀬戸沙織
WEBディレクター
夏の色彩を感じられる本を選びました。
書林Seiji(@seiji_forest)名義で時折、一箱古本市に出店。見かけた際は声をかけて頂ければ幸いです。
◯海のふた(吉本ばなな)
人生を漕ぎ出したばかりの、若いかき氷屋の主人公。海に程近い店の毎日は、氷を削り、掃除接客に追われ、海に浸かり火照った体を鎮めて、飯を食べ眠ることの繰り返し。その日々は短調に見えて、手応えと発見に満ち、健やかな心の筋肉をつけさせる。本編には色鮮やかな版画が差し込まれ、温かく柔らかな潮風を感じる様な、美しい一冊。
◯365日、おいしい手作り!「魔法のびん詰め」(こてらみや)
あっという間の人生、日々を確かに生きるにはどうすれば良いだろう。びん詰め作りがもたらのは、巡る季節の実感、待つ楽しみ、過ぎる時間を肯定的に捉える姿勢。夏はびん詰めの季節。弾けるような色彩を、その掌に閉じ込めて。
◯イワナの夏(湯川豊)
釣りは、人を風景の中に置く。切ない程に美しい自然と、1つの人生を降りた人との出会い、そして自分の心の動き。それらを冷静に俯瞰し見事な文章で描き上げた、軽やかで情感に溢れたエッセイ。鈍く光る鱗、バラ色の走る夕暮れ空。釣りに興味は無かったが、飲まれる様に引き込まれ、逢魔が時に囚われた様だった。

*瀬戸さんの「書林Seiji」さんは当店主催の古本市のレギュラーメンバー。メンバー平均年齢をぐっと下げてもらってます。

11.
小川幸夫
農業
◯カブトムシ山に帰る(山口進)
ちょう文社さんは、はだしのゲンなどを出してる子供向けの出版社さんです。子供の夏休みの読書感想文のために買って自分で読みましたが、カブトムシ好きな私が生き物と人間の関係で常々思っていたこととぴったり合う内容でした。元来、人間の活動は他の生き物の繁栄を支えていたということ、つまり人間も生き物の一つにしか過ぎないことを理解させてくれる内容です。人間の活動がなくなっても人間とともに繁栄した生き物たちは再びひっそりと生き残っていく。そんな姿を想像すると、嬉しくも悲しくもなるのでした。
◯『自然に学ぶ粋なテクノロジー』“なぜカタツムリの殻は汚れないのか”(石田秀輝)
自然保護活動の大先輩から読んでみなさいと頂いた一冊。人間の際限のない止まらない欲からのいまの文明社会の崩壊は、近い将来というかすでに直面している課題で、それを人間がいかに回避すべきかの1つのヒントを与えてくれます。少し読みづらいですが、モノ作りの技術をいかに自然から学ぶべきか、実際の例を知ることでなるほどと面白く世の中を見ることができると思います。
◯昆虫はすごい(丸山宗利)
テレビも最近、昆虫のすごさを面白おかしく取り上げてくれてますが、そうなんです、すごいんです!とさらに詳しく教えてくれる一冊。
昆虫たちのすごい生き残りの術を通して、生きることとは?人生って?ということを考えさせてくれます。特に社会性のある昆虫たちの生活は人間社会と共通することが多いので必見です。また昆虫と人間との関わり合いについても理解できます。

*小川さんが代表を務める柏のファーム小川さんは多くの品目品種を無農薬で栽培し地元を中心に販売しています。最近、小川さんは「農薬に頼らずつくる虫といっしょに家庭菜園」を家の光協会より上梓されたばかり。当店にてお取り扱い中!

12.
川瀬美幸
柏の水道屋さん(たまに本業の水つながりで川や沼や池や湿地に入ります)
◯美しき小さな雑草の花図鑑(大作晃一:写真 多田多恵子:文)
世の中で一番美しい花は?私はだんぜんそこいらに咲く雑草の花だと思います。彼らは人間の為に改良された園芸種と違い、徹底的に機能優先、繁殖優先という生き方をしています。ある意味、生きざま故の形が美しいと感じるのかもしれませんね。「もう、この虫しか私は受け入れないわ!」とか「別に花びらなんていらなくね?」とか「私の良さがわかる人だけにご褒美あげたいの💛」とか、花の囁きが聞こえてきそうな図鑑です。小さな小さな花がこの本では大きく拡大撮影されていて、こだわり紙質黒バック背景で見ることができます。女性目線の解説文も心をくすぐりますよ~!
◯虫といっしょに家庭菜園(小川幸夫:著 腰本文子:取材・文)
柏市の農家である小川さんの事を知ったのはかれこれ5年くらい前の事でしょうかfacebookの投稿には消費者目線で見ると驚愕しそうな虫の画像の数々が、、!!なぜそんなひいてしまいそうなな情報を晒す?と、不思議に思ったのが小川さんの農業スタイルを知るきっかけになったのでした。この本を読むと「虫と共存する」という方法を選択した彼の試行錯誤の経緯が書かれていて、何故その方法を選んだのかさらに納得することができました。しかしながら、人間が食べやすく、大きく収穫できるように改良した作物は原種の雑草的なものとは違い、人間が手をかけてあげることを前提とした植物であると思います。本では私が日ごろ野外ではあまり見かけないような虫たちもたくさん登場します。そりゃ人間が食べて美味しいと思う植物は彼らも大好きなのでしょう。小川さんは虫たちの生態をよく観察し、隠れ場所や行動までじっくり調べて理解し、そしてその虫に合った方法で防除します。これは観察力がそうとう優れていないと難しそうです、、でもそこは常に100品種以上の作物を育てる農家さん、ほとんどの害虫と呼ばれる虫をこの本は網羅しているので防除するべきか、畑にいてもらうべきか、がこの本で分かります。せっかく家庭菜園という自分が自分のため(あるいは身近な人のため)につくる畑なら、薬を使わず、虫の力を利用して野菜をつくってみませんか?その際に強力な助っ人になる本、間違いなし。です
◯利根川おばけ話(加藤政晴:著 なかにしやすこ・え)
実はこの本、初版が1991年で今から27年も前の本です。昔話っていつ読んでも新鮮で大好きなのですが、とくにこの本は利根川に絞ったお話しです。しかも怖い話を集めたもの。まず最初のページをめくると利根川流域図が書いてあります。上流、中流、下流の話しに分かれていて、下流では私たちの身近な手賀沼の怖い話も登場します。あまりに生々しくてインパクトが強すぎて、夜夢に出てきそうな位怖いです、、
昔話には教訓めいたものもたくさん出てきますが、そこから当時の人の価値観や倫理観なども見えてくるので大変興味深いです。「川と人」とのかかわりは現代の私たちからは想像できないほど生活に密着していたことが分かります。それ故に資源の大切さや災害の教訓、などを怖い話として伝えていこうとしたのかもしれませんね。独特な言い回しや方言も面白く、子どもに読み聞かせしてあげたい本です。あ、でも寝る前は控えたほうがいいかも。

*川瀬さんは当店にて開催される自愉企画さん主催のサイエンスカフェにご参加するときには必ずと言っていいほど「崙書房」さんや「たけしま出版」さんの新刊本をお求めに。地元のことは地元の出版社で!

13.
石渡はぎの
会社員
◯遠い朝の本たち(須賀敦子)
「昼間は暑くてやる気もなくなってしまうのだから、宿題は朝のうちにやってしまいなさい。」夏休み。母の言い付け通り、ラジオ体操から帰ると、机に向かっていたけれど、実は宿題はそこそこに、図書館で借りた本をこっそり読んでいた。昼間になって、太陽の日差しが強くなったら、あらゆることに対するやる気が奪われてしまう、本を読みたくなくなったら大変だと、朝の時間を惜しむように、ページを繰る。この本の中には、あの頃子ども部屋の窓に差し込んでいた、夏の朝のまだ穏やかな陽の光が溢れているように思う。
◯敗戦日記(高見順)
おじいちゃん、おばあちゃんっ子で、二人から昔の話を聞くのが好きだったけれど、夏になると、ぽつりぽつりと思い出したように話してくれる戦争の話は、少し苦手だった。でも、大好きな人たちとずっと一緒にいられる訳じゃない、そんな当たり前の真実を知った時から、彼らが振り絞るように話してくれたことと向き合う勇気を持てるようになり、夏になると手に取る当時を物語る本たち。その一冊。じりじりと照りつく暑さの中、流れる汗もそのままに、読む。著者の書くことに対する気概と力あるものへの怒り、人々への優しい眼差しに、背筋が伸びる。
◯アンティゴネー(ソポクレース)
史実とは違うかもしれないけれど、私のギリシャ演劇の舞台は、いつも夏の夜。太陽が沈んだばかりの濃藍の空の下、幕はあがる。合唱隊の歌が心地よい夜風に流れる。アンティゴネーとクレオーンの叫びが星の輝く夜の空に響く。ある時はアンティゴネーが絶対的な悲劇のヒロインとして映り、でも、ある時はクレオーンの葛藤を解することもある。何が善で、何が悪か。答えは簡単には出ないけれど、「思慮こそは、こよなき仕合わせの礎」。それは、いつの世も変わらない真実であるように思う。

*石渡さんは取手のオモンマテントさんでの「猫展」に当店が猫にまつわる本を出品した時に、探してらした映画パンフレットを購入いただいたことがきっかけで当店にもいらしてくださるように。相当な読書家なのでは、と推測しております。

14.
西廣美穂
自愉企画主宰
松田ご夫妻に支えられてのサイエンスカフェ、Cafe 自愉時間も4年目に突入。
ますます面白いゲストをお呼びしていきますので、ご期待ください。
詳細は、お店にチラシがあります!
https://ameblo.jp/cafe-jiyujikan/
https://www.facebook.com/jiyukikaku/
◯お母さんのための「食の安全」教室(松永和紀)
食の安全に関わるさまざまな気になる話題について、とても分かりやすく、今の科学でわかっていることに基づいて解説されています。「あれってどうなの?」「なんか不安、いやだな」という思いがある方にはぜひおすすめ。
◯食べているのは生きものだ(森枝卓士 文・写真)
私たちが日々食べている物のリアルを写真と文で見せていきます。ジャンルとしては絵本ですが、大人からこどもまで、じっくり見つめ感じてほしい1冊。
◯右利きのヘビ仮説(細 将貴)
8月のCafe 自愉時間のゲストの著作。いかに研究に着想し、謎を解いていくか、研究者の日常が、楽しい口調で語られている。ついつい惹きこまれて、研究の進捗に一緒に一喜一憂できます!

*当店で月イチで行われる西廣さん主催のサイエンスカフェ「カフェ自愉時間」はこのところ、次回の告知をすると数時間でお席が埋まるという、手賀沼エコマラソンのエントリーより厳しいものとなっています。

15.
沼尻亙司
暮ラシカルデザイン編集室
「千葉・房総の名刺となる本」を目指して、取材・撮影・執筆から販売までを自費出版形式で行なっています。「夏にぴったりな房総の本」をチョイスしました
https://classicaldesign.jimdo.com
◯はじまりのコップ 左藤吹きガラス工房奮闘記(木村衣有子)
キンと冷えたビールを注ぎたい…九十九里浜に面した町、白子に工房を構えてらっしゃる左藤玲朗さん。そのグラスを見るたび、ついそう思ってしまいます。本書は文筆家、木村衣有子さんが聞き書きされた、左藤さんの物語が綴られています。ただモノづくり的良さを雰囲気で伝えるものではまったくなく、ここにあるのはひとりの生き方と商い方そのもの。その左藤さんの姿勢、佇まいのひとつひとつを自分の中に落とし込み、自らのこととして一考される木村さんの綴る言葉にも、思わずはっとさせられます。『今、そういうタイプのガラスがうけているんだけど、それを見越してやったわけじゃなくて、単に、否応なく、選択肢がなかったからそうやってきただけなんです。だけどそれをだんだん忘れて、自分が、いかにも先見の明があってやったように頭の中ですり替えているようなときがある。けど、考えてみると、そうじゃなかったなと。単に、色使ったら売れないとか、あと、色の使い方が分からないとか、ひとりだからこれは難しいとか、それが結果的に受け入れられた。結局、単に、しつこく、一生懸命やったからよかったんじゃないかなと思うんです』
◯鯨と生きる(西野嘉憲)
関東地方唯一の捕鯨基地がある南房総市の和田浦では、6〜8月にツチクジラ漁のシーズンを迎え、現地では鯨の解体を見学することもできます。そんな和田浦の捕鯨に密着した写真集です。活写された和田浦の人々の姿から、命をいただくありがたさを感じるとともに、多様な食文化が地域地域にあることの尊さを思わずにはいられません。房総捕鯨400年の歴史の一端がここにあります
◯a day in the life(安西水丸)
『一流のものを見て育つことはもちろん大切だが、ぼくに関していえば小児喘息の悪化で、3歳から数年南房総のほとんど文化のない土地で暮している。ミケランジェロどころではない。ゴッホもピカソも知らないで育った。一流と呼ばれるものは皆無な土地だったが、ぼくは海が好きでよく海辺を歩いた。太平洋の波が押し寄せていた。太陽は水平線から昇り、背に陽を浴びると波は透けて見えた。ぼくは海に一流のものを感じた。ダ・ヴィンチにもミケランジェロにもない一流の姿だった。』 …儲け力でも、ブランド力でも、共感され力でも、繋がり力でもない『一流』。それぞれの「力」は後から自然についてくるもの。もっと一流らしい一流があることを安西さんはやさしい言葉で言い表してらっしゃるようで、大好きな一節です。幼少期を南房総の千倉に過ごしたイラストレーター、安西水丸さんのエッセイ。南房総の海の描写が度々出てきて、あの頃嗅いだ磯の匂いが漂ってくるかのようです。

*沼尻さんとは「房総カフェⅡ」の構想をお聞きした頃からのお付き合い。開店してそれほど時間の経っていなかった私たちにとってはとても大きな出来事でした。今年は「落花生」という側面から見た房総をまとめた「房総落花生」、好評発売中。もちろん当店でもお求めいただきます。バックナンバーも各種取り揃えています。

16.
吉田重治
kame books
8月25日に、西千葉のHELLO GARDENにて、『第3回 西千葉一箱古本市』を開催します。16時30分から20時30分までの夕暮れから夜の一箱古本市。夕涼みがてら、遊びに来てください。
https://kamebooks.jimdo.com
◯季節の記憶(保坂和志)
大学時代の夏休みに読んだ小説。小説の世界から離れたくなくて、ずっと手元に置いていた。鎌倉が舞台となっており、登場人物と鎌倉を歩きたくなる。今でも、夏になると読みたくなります。小説の登場人物に会いたくなります。
◯食器と食パンとペン わたしの好きな短歌(安福望)
イラストレーターが好きな現代短歌を選び、イラストを描いた本。イラストも優しく、短歌も優しい。夏の暑さにつかれた時に、ふっと優しさをくれる気がします。
◯もう一杯だけ飲んで帰ろう。(角田光代、河野丈洋)
作家とミュージシャンの夫婦が、一緒に飲み、それぞれの視点で書いた本。夏は、ビールが呑みたくなる。この本を読むと誰かと呑みたくなります。酒場という少し日常から離れた場所。そんな場所が必要な気がします。

*kame booksさんは香取神社での古本市にも参加していただきました。毎週のようにどこかの古本市でお酒を呑んでおられるようです。

17.
中川正和
Chatty Cafe 英語コーチ
毎月第3日曜日の午前中にNLCBで開催する、英会話の時間。想像以上に楽しいはずです!お気軽にご参加ください(要予約)
◯日本人の英語(マーク・ピーターセン)
1988年発行と30年前の本だがほとんど古さを感じさせない。英語的発想の根幹や日本人が気づいていない英語の誤用などをアメリカ人の筆者がユーモアを交えて紹介してくれる。chickenのくだりは一度読んだら忘れられない。英語学習者はぜひ一度読んだほしい。
◯古王国記・三部作(ガース・二クス著/原田 勝訳)
魔術師アブホーセンと敵対勢力が繰り広げる戦いを描いたファンタジー。現世と冥界、魔術などがからみあう世界を舞台に、主人公の心情や葛藤を鮮やかに描き、息をつかせぬストーリー展開にグイグイひきこまれる。大人になって読んだファンタジーで最高の一作。
◯土を喰う日々(水上勉)
食べ物の「旬」とはなにか、あらためてつきつけられる一冊。一年を月ごとに、土(畑)との対話を精進料理という手段を通じて紹介していく。色々なものが手に入る現代で、真のぜいたくとは何か、問われている気がする。

*私の英会話熱に火をつけた張本人。Chatty Cafeが終わり通常営業になり、最初にご来店いただいたのが外国のご婦人。先生のいる前でのリアルなやりとりは緊張しました。その日のテーマが「カフェでの英会話」でよかった、、、

18.
忍者歩歩
戸隠流忍者(その他様々)
Instagram.com/ninja_popo
twitter.com/togakureryuGK11
◯derek jarman’s garden デレクジャーマンズガーデン
イギリスを旅した時に偶然にも訪れることがあり、それがきっかけで知ったデレクジャーマンという映画監督の終の住処となった家と庭。「庭」に興味をもたらしてくれたそんな特別な場所の写真集のような一冊。英語の為内容は分からないけどコレは見て伝わるんだから、きっと「見る本」だと思います。
◯Alchemist アルケミスト(パウロ・コエーリョ)
なんて面白いんだろう。なんて気持ちいいんだろう。直感型で動いたり決めたりする自分にはものすごく納得がいく事ばかり。きっと「魅入る本」だと思います。
◯忍法大全(初見良昭)
戸隠流忍術三十四代目継承者、初見良昭先生著。本物の忍者による本当の忍術があります。忍者なのでこちらの本をご紹介します。虚実を理解し、本当を「觀る本」だと思います。

*8月に当店で開催する「絵本ねぇ原画展」、絵本の文章を担当したのが忍者歩歩。色々な顔を持つ男。

19.
井出史郎
会社員
◯面影と連れて(うむかじとぅちりてぃ)目取真俊
沖縄という土地の外から踏みつけられてきた歴史を、死んだ人間との対話というかたちで立ち上がらせています。
◯椿の海の記(石牟礼道子)
熊本県水俣が公害と出会う前の豊かな時代を、石牟礼さんの言葉の世界で体験できます。 
◯アク・アク 孤島イースター島の秘密(トール・ヘイエルダール)
イースター島の秘密に迫った探検記。絶海の孤島になぜあんな豊かな文化が栄えたのか。一気読み間違いなしです。

*読書会、古本市のレギュラーメンバー。石牟礼さん、昔、我孫子で講演しているんだそうですね。

20.
松田昌江
ノースレイクカフェ&ブックス キッチン担当
ノースレイクマガジン 「キッチン便り」でブログ掲載中
https://northlake-cafe.tumblr.com
◯俵屋の不思議(村松友視)
言わずと知れた老舗旅館 俵屋の支える職人さんたちを通して京都の伝統の奥深さを村松さんのわかりやすい言葉で綴られています。装丁もとても素敵です。
◯アメリカン・インディアン-奪われた大地(フィリップ・ジャカン)
子供の頃に見た西部劇ではインディアンはいつも悪役でした。でもこんなに自然を愛し人を敬う人々をこんなにも迫害していたとは。
◯風蘭(岡潔)
テレビで放送した岡潔の物語を見て興味を持ちました。数学者であり教育者でもあるが純真な心を持ちユニークな人柄が感じられます。

*社長、いつ本読んでるんだろう、、、

21.
OMONMA TENT
カフェ/ギャラリー
金・土・日だけオープンしているお店です。
http://omonmatent.webflow.com/
◯大つもごり(樋口一葉)
一様の貧しい生活の体験から生まれた作品ではあるけれど、意外なホッとする結末が好きです。文章は、拙いが、短編なので、声に出して読むといっそう一葉の世界を身近に感じることができる。
どろんここぶた(アーノルド・ロベール)
時々読みたくなる、何度読んでも幸せな気持ちにしてくれる童話。ぶたちゃんが泥だまりに身体をしずめていく時の音がなんともいえなく好きです。幸せだったぶたちゃんが都会の荒波にさらされるところとか、大人になってから読むと、心がキュッとさせられてしまいます。帰るところがあるって感じがさらにしみます。
◯ドラえもん 17巻(藤子・F・不二雄)
夏休みの頃になると無性にドラえもんが読みたくなります。何巻を読んでもいいんですけど、17巻に七夕のエピソードがあって、のび太くんは短冊に『りこうになりたい』と書いていて忘れられません。

*カフェ嫌いの僕ですが、こちらのカフェはだ〜いすき💕スタッフ3人で1冊づつというのだけれど、ドラえもんは誰が選んだのだろう、、、

22.
中川ロベルト
会社員
湖のある静かな場所へ。。。お供は3冊の本とRomeo y Julieta Churchill
◯美しい人生の階段(辻邦夫)
*ロマン・ロランは言った。。。『男性は作品を創る。しかし女性は男性を創る。』
ただ流れにまかせ、時を忘れ、ゆっくりページをめくる。。。素敵な時間をこのエッセイとともに。。。
◯『Driving Mr. Albert』- A trip across America with Einstein’s brain(Michel Paterniti)
ビュイック・スカイラークのトランクの中にはダッフルバッグに入れたアルバート・アインシュタインの脳みそがタッパーウエアに入って。。。アインシュタインの解剖を担当したトーマス・ハーヴェイ博士は脳を持ち去って40年間保管していた。そんな博士に興味を持ったジャーナリストのマイケル・パターニティは博士とアインシュタインの脳みそを持ってニュージャージーからカリフォルニアまでアインシュタインの孫娘、エヴェリンに会いにトランザム。。。ノンフィクションなのに素敵なシナリオのよう。。。
◯鬼平犯科帳 第1話 解説 JJ(池波正太郎)
泣く子も黙る火付盗賊改方 鬼平こと長谷川平蔵宣以 時代小説最高峰(特に江戸っ子にとって!)解説感想必要なし!ただ読むのみ!

*ご丁寧にロベルト伯爵、面白そうな2冊目の翻訳されてる情報いただきました!検索してみて。

23.
川浦智子
一般社団法人日本糀文化協会 理事/代表講師
http://kouji-bunka.com/
糀の発酵文化はユネスコ無形文化遺産に登録された和食の礎。発酵は忙しい方にこそ利用して欲しい、先人たちの伝えてくれた暮らしの知恵です。日本糀文化協会で発酵について学んでみませんか。
◯ぜんまい屋の葉書(金田理恵)
まっすぐ飛んでくるカナブンと道を譲りあったことがあります。友人に話したらそんなことあるわけないと笑われた20代、この本に出合いました。作家の、みずみずしく滴る感性に激しく同感し、言葉遊びの楽しさにぐるぐる巻き込まれました。これからどんな本に出合っても、この本が私の一番だと思います。
◯旅をする木(星野道夫)
いつのまにかニンゲンサマになってしまった人間ですが、ヒトの存在は自然の循環の一つなんだと気づかせてくれる、優しい本。星野さんはクロード・レヴィ・ストロースの「野生の思考」に出てきたブリコルールだなと思います。私もブリコルールになりたい!
◯さよならのあとで(ヘンリー・スコット・ホランド)
死んでしまった「わたし」が生きている「あなた」に語りかけてくる一編の詩です。発酵関係で好きな本がたくさんある中、今回この本を選んだのは先日父が空にいったせいもあるかもしれません。空白のページが繰り返し繰り返し出てくるのですが、この空白は残された側の心の喪失感を表しているのだと気づき、作り手の島田潤一郎さんの力量を感じました。「死」とは、喪失と悲しみの事実だけでなく、大切だっ人が「生きていた」という喜びの事実であり、その喜びと共にこれからも生きて行くのだな…と、思わせてくれる本。

*なかなかお会いできず、いつかのんびりと本のお話をしてみたいお方。

24.
天谷久美子
会社員
我孫子市立図書館でお借りできる3冊を選びました
◯『紙の動物園』ケン・リュウ短編傑作集1
SF小説の心髄がぎゅっと詰まった短編集
11年の間に発表した短編70作品から15作品を厳選した単行本を文庫化し、『紙の動物園』と『もののあわれ』と題したもの。どの作品もちょっと先の未来の話の中に懐かしさを感じる。個人的には、SF小説の醍醐味だとおもっている。特にデジタルの知識がなくても楽しめる話が好きだ。そういう意味で、この短編集はド・ストライク!以前、帰国子女の同僚(女性)が「パートナーにするならABCよ」と言っていたことを思い出した。American, Born (in) Chinaということらしいが、この作品集を読んで、こういうことなのかと納得した。アジア人である自分のマインドにふわっと、しかし、しっかりと訴えかけてくるものがある。各短編のモチーフの扱いの巧さが素晴らしく、言葉から情景が広がってくる。とても魅了された。
◯やんごとなき読者(アラン・ベネット)
本好きなら共感できること間違いなし
現役のエリザベス二世が主人公。片方の口角だけがあがるようなブラックユーモアが満載。何とも出だしが絶妙だ。女王の読書ライフが始まるきっかけが、愛犬に導かれた移動図書館。そこで出会う”コモン・リーダー”のハッチングスとノーマンを指南役として読書に目覚めていく。物語は、一貫して女王の目線で進んでいくが、そこには、王室への当てつけか?階級社会の風刺か?というウィットにとんだ表現がちりばめられている。側近からは、「アルツハイマー?」と噂さされるほど、公務中でも、寝室でも読書に没頭し、見識がひろがり、今まで見えなかった他人への思いやり、一人間としての存在の意味に気付かされていく。そして、エンディング、一皮むけた女王様が・・・。女王様の発言は、作家からのメッセージといえそうだが、その言葉に本好きさんは、頷くばかりであろう。作者が朗読するCDブックは、抑揚が魅力的だ。『英国万歳』(『The Madness of King George』の作者・脚本家でもある。この映画も面白かった。
◯司書はひそかに魔女になる(大島真理)
活字の力は大きい
著者は、長年の司書業務、司書学の准教授として活躍してきた方。小説のみならず映画、ドラマの紹介と批評集、というよりはエッセイ集。「現役をしりぞいてからも司書としてのアンテナがあり、選ぶ本にそれを見出すと嬉しい」とあとがき書いていらっしゃる通り、選りすぐりの作品なのだろう。読む物に迷ったら、間違いなく案内人となってくれる。図書館/室は、いつでもワクワクするところだということを再確認した。略歴に。元東北福祉大学准教授(図書館学)とあるので、震災復興途上であっても読むことの大切さ、素晴らしさをつたえてらっしゃるのかと思う。わかりやすい語彙、伝わる文章がとても心地よかった。元は、教え子たちに配信していたMLを纏めたものとのこと。彼らが羨ましい。

*読書会、古本市のレギュラーメンバー、当店オープン当初からのおつきあい、いつもありがとうございます!

25.
永冨佳代子
ファッションデザイナー
http://nigella.tokyo/
◯きもの(幸田文)
これは私事ですが夏と言えば盆に大阪に里帰りというのが子供の頃の恒例で。帯締めを織る組紐職人であった祖母を思い出す一冊。きものという題ではありますが、その色彩や柄などを記した華やかなものでなく、着物の着心地に執着する少女の半生のお話。「着る」という行為自体から生き方を学んでいく。いつの時代も女性と衣服の関係は変わらないものなんだなあ。
◯草の輝き(佐伯一麦)
植物の名前が漢字でずらっと並んだ目次の時点でもう、とても綺麗。会社を辞めて草木染め作家に弟子入りをする女性の話。スローライフに憧れて、、というようなものとは違っている気がしていて、手仕事の細やかな表現、色彩、浮かんでくる風景と空気感がとても気持ちが良くて好きな作品です。
◯ポーの話(いしいしんじ)
20代の頃、友人からもらった一冊。無国籍、ファンタジー、神話、童話なのか、川で生まれたポーの冒険のお話。次々と現れるへんてこで強烈なキャラクターに出会いながら「大切なもの」を探していく純粋無垢なポー。ものすごいシュールでへんこで、それなのに泣いてしまう。30代の今読みなおしたら、また違った気持ちになるのかな。

*ご近所のファッションデザイナーさん。いつか余裕ができたときにオーダーでシャツを作ってもらいたいと思っています。

26.
清家一馬
地質学の伝道師(大学講師)
◯年代で見る 日本の地質と地形(高木秀雄)
地球の歴史をダイナミックに感じる一冊。日本各地で見られる風景・名所にも地球の長ーい歴史が深く刻まれていることを実感できるはず。一味違う旅を求めている方は、ぜひこれを参考に計画してみてはいかが。地球をこよなく愛する地質の専門家の渾身の話題作です。
◯When Marnie Was There(Joan G. Robinson)
ジブリ映画”思い出のマーニー”の原作本(英語)。イングランドの片田舎に滞在したアンナの一夏+の物語。美しいイングランドの風景が表現豊かに沢山盛り込まれており、リアルに想像しながら読むのもいい。また原作と映画の違いをゆっくり味わうのもいい。児童文学だけあって教育要素も含まれており、英語文化を垣間見ることもできる。ビジネス英語・学術英語に飽き飽きのあなたにもぴったり。
◯食べもの時鑑(奥田政行)
舌からうろこの異色の料理本!?物事を整理分析する手法を取り入れた料理作りの解説本とでも表現しようか。一家に一冊とは言わないが、一読すると、もし仮に家庭で新作料理に失敗してもそれを分析する能力と笑って自分を許せる広い心が身につくかもね。

*僕も所属している麻布サイクリングクラブのメンバー、韋駄天。

27.
カイズケン
絵描き・「よたか堂」一箱古本市店主
10/10(水)〜11/4(日)ノースレイクさんにて個展を開催させて頂く予定です!
◯21世紀のひめゆり(小林照幸)
(「ひめゆりー沖縄からのメッセージ」と改題して角川文庫)
ひめゆり学徒隊での自身の体験を講話で語り続けた宮城喜久子さん、沖縄戦記録フィルム1フィートの会・会長を務めた中村文子さん、世代は異なるが「ひめゆり学園」の同窓である二人の女性の戦中、戦後の人生を通じて沖縄独自の平和運動の歩みを描くノンフィクション。10年前に本書を我孫子図書館で借りて初めて読んだ当時は、まだ現役を勤めていたお二人とも故人となられた今、平和の継承の意味をあらためて考える。
◯首里城への坂道(与那原 恵)
東京芸大の前身である東京美学校・図案科を卒業し美術教師として沖縄に赴任、のち写真資料を通じて琉球文化の保存に大きな足跡を残した鎌倉芳太郎を中心に、近代日本と沖縄との文化的交流をきめ細やかに描くノンフィクション。日本からの研究者と沖縄の研究者とが手を取り合い沖縄(琉球)文化の価値を発見していく様子に胸が熱くなります。
◯本日の栄町市場と、旅する小書店(宮里 綾羽)
栄町市場のある土地は、戦前のひめゆり学園(沖縄師範学校女子部・県立第一高等女学校)の敷地にあたり、その一角にある「ひめゆり同窓会館」に僕は「アニメひめゆり」打ち合わせのため何度も通っていました。その頃から印象的だった、迷路のような市場の中に数年前にできた「宮里小書店」の現店主によるエッセイ。いま生きている沖縄の空気と、そこに垣間見える歴史。若い著者の東京でのトークショーも面白かったです。

*カイズさんは四年連続?の選書になるかもしれません。ありがとうございます。秋の個展も楽しみです。

28.
小西雅子(しっぽ♪)
沖縄病三線弾き
チバリヨ三線教室
chibariyo.jimdo.com
◯朝鮮・琉球航海記(バジル・ホール)
いまから約200年前の1816年に琉球を訪れたイギリス人の旅行日記。ホスピタリティあふれる琉球の人々との交流がスケッチとともに綴られ、当時の様子が生き生きと伝わります。よほど居心地がよかったのか琉球大絶賛です。
◯カジムヌガタイ-風が語る沖縄戦(比嘉ススム)
イタリア・ローマでベストセラーになったというニュースがきっかけで読んだコミック本。沖縄戦と米軍統治時代の七つのエピソードで構成され、戦中、戦後の沖縄をわかりやすく伝えてくれます。広島原爆が『はだしのゲン』なら沖縄戦はこれという一冊です。
◯沖縄文化論(岡本太郎)
神の島・久高島のグソー(後生)といわれる聖域(風葬場)に立ち入り、お棺開けて写真撮影してます。こんなこと許されるわけもないですが、岡本太郎の熱にやられて読んでしまいました。本質を見抜く力がすごい。「日本が沖縄に復帰するのだ」ああ、そうなのか…

*当店のオープンマイクで聴いた小西さんの三線の音色には癒されたなあ、、、弾けたら楽しいだろうな、、、

29.
成田 章
I’m on road to nowhere
◯無門関
Living is easy with eyes closed, misunderstanding all you see.It’s getting hard to be someone but it all works out.It doesn’t matter much to me.
自分を超えるためには自分のコトバを超えるしかない
◯道化師の蝶(円城塔)
ボクの脳に卵を産んだ道化師の蝶 卵は孵りボクのコトバを喰べる美しいアルレキヌス・アルレキヌス ボクのコトバとヨクボウの糸を解きほぐしていったら そこにボクはいなかったってことさ
◯人質の朗読会(小川洋子)
決して損なわれることの無い過去をそっと取り出し掌で温め言葉の舟にのせる その舟がたてる水の音に耳を澄ませる 破壊であると思っていたものは創造に変わり 不良品であると思われているものはそのカタチに深い意味を持たされ 痕跡を残さない生き方が世に刻まれる ボクらは自分たちが背負うべき「過去」という供物を定められた一点へと運んでいくら楽しいだろうな、、、

*読書会、古本市のレギュラーメンバー。読書量、半端ないっす!

30.
安田寿之
音楽家
http://www.toshiyuki-yasuda.com
◯他者の苦痛へのまなざし(スーザン・ソンタグ)
悲惨な戦争などにおける写真のあり方についての論評。尋常ではない他人の苦しみへの視点として、ジョルジュ・バタイユを引用しながら「エロティックな変容」「宗教的な高揚」と提示する。現実に痛ましい事件に際した時、安易な同情ということから離したとしてもそういう捉え方は難しいが、現実の認識に向かう契機ということが本書の目的だろう。飲み屋でおぞましいニュースを眺めながらビールを飲むこと、とは。
◯アメリカの友人(パトリシア・ハイスミス)
「太陽がいっぱい」のリプリーもの3作目。8割位男の挙動(殺人や暴力)を追ったものなのに、女の言い分(疑いや詮索)が大勢を支配する。しかも、それが女目線のものではなく、男目線の女の勘や鋭さに対する気まずさや疎ましさで(ハイスミスはレズビアン)、視点をどこに置いていいかわからなくなる。その立ち位置のなさが心地よくなってくるのが、魅力。
◯聴衆の誕生(渡辺裕)
音楽家なのに今まで音楽書を選んでいなかったので、1冊。1989年の名著。今や咳払い一つできないクラシックコンサートだが、各曲が生まれた当初は現在のライブと同じ環境で初演され、当然喝采や野次があった。19世紀に音楽の確固たる前提になっていた神話が20世紀に崩れたのなら、20世紀の神話を疑ってもいいはずだろう。最新作で試みた、リスナーからのフィードバックを活かし制作する「ヴァージョン・アップ・ミュージック」の心強い後押しになりました。

*いよいよ、安田さんのライブ実現に向けて、動き始めましたよーっ!

31.
足立二郎
BEATITUDE ディレクター
◯自然のレッスン(北山耕平)
こころ、からだ、食べものについて、大切な事は何か、自然に暮らす事とは何かをシンプルに教えてくれる羅針盤のような大切な本。
◯イリュージョン(リチャード・バック/ 村上龍・訳)
自由に自分らしく生きるこの大切さを教えてくれる人生のバイブルのような本。
◯自分たちよ!(伊丹十三)
伊丹十三氏が 心理学や精神分析をテーマに心理学者の岸田秀氏とともに創刊し編集した雑誌の記事の本。人生相談、インタビュー、座談会を通して「自分とは何か」ということを考えさせられ、自分自身に出会う為の本。

*二郎さんのUA時代に大変おせわになりました。二郎さんと僕との共通項は「ビート」と「民藝」のように思います。

32.
吉野 悟
YOSHINO HERB FARM
www.yoshinoherb.com
◯料理人という生き方(道野正)
こんなにも泣きながら読んだ料理の本はありません。偉大な料理人がここまでさらけ出すなんて!料理の世界の話ですが、どんなジャンルの仕事にも当てはまるんではないでしょうか。ヒントと勇気を与えてもらいました。
◯植物は<未来>を知っている(ステファノ・マングーゾ/久保耕司 訳)
仕事柄、植物とは切っても切れない関係。植物はいつも私のコントロール下にあるとばかり思っていたんです。物言わぬ植物たちが、まさか知性を持っていたとは…私と植物との関係性が変わってしまった驚きの論。これを読んでから収穫でハサミを使うたびにドキドキしています。
◯和ハーブ図鑑(古谷暢基/平川美鶴)
日本に自生しているものをチョイスしてあるので、ほとんどがどこかで見たことあるもの。フルカラーの写真、最近の研究結果、用途や毒の有無。勉強になります。一番興味深いのは日本人がどうやって生きてきたかを垣間見れるところ。

*日々進歩し続けるYOSHINO HERB FARM、その裏には先を見つめ毎晩熱心に勉強している吉野さんがいるのです。

33.
田中ぞね
グラフィックデザイナー兼s-ken広報
エスケンはじめての自叙伝絶賛発売中!
『S-KEN回想録 都市から都市、そしてまたアクロバット: 1971-1991』 ヒップとは何か。
天賦の才や恵まれた環境ではなく、行動力と好奇心で自分の道を切り開いてきた男のライフストーリーから学ぶ、「面白いことをやり続ける」メソッドが詰まっています。音楽好きはもちろん、誰もが楽しめる内容となっています。ぜひ読んでみてください。
◯どくろ杯(金子光晴)
奇才詩人金子光晴の放浪的自伝。学生時代友人からすすめられ途中で断念しましたが、後に夫s-kenの本棚から見つけて再読。作者の奇人さ、作者のうんざりするようなダメさ加減がやがて、愛すべきダメダメな狂気的な魅力へと変わり、独特な文体が読んでてくせにってきます。狭い概念からひろい世界へ飛び出したい人、自分探しの旅に出る前にまず本作を。続編ねむれパリ、西ひがしも傑作です。
◯路上(ジャック・ケルアック)
日常がハードになって頭が固くなればなるほど自然と手にとっている本。思い悩む自分に、意味は後からでいいからとにかく動いて旅をしなさいと、思考も身体も自由になります。自由を追い求めるヒッピー的思考は苦手だけど、いつかケルアックみたいにアメリカ大陸を無目的に横断してみたい。
◯S-KEN回想録 都市から都市、そしてまたアクロバット 1971- 1991(エスケン)
身内の本ですが旅つながりといえばこれ。つい先月出版されたばかりのs-ken自叙伝。作者が76年に海外特派員の音楽ライターとしてロスで暮らしていた時のシーンで、自宅のプールに浮かびながら金子光晴のどくろ杯を読んでいたとあり笑ってしまった。。上記二作品にひけをとらない面白さです。ぜひ読んでみて下さい。

*ぞねさんのご主人はあのエスケンさん。エスケンさんとは麻布十番の美容院がいっしょでした!エスケンさんとは畏れ多くなかなかお話しできないのですが、ぞねさんはいつもフレンドリーに接してくださるので、嬉しいです。

Emily

8月、9月の個展告知に関わる印刷物、99冊の小冊子、と入稿に忙しかった7月ももうすぐ終わり。印刷屋さんに全て入稿したのでちょっと一段落。高校野球観戦や映画を見まくったりした。偶然観た「ボーダーライン」にやられ、「コロンビアーナ」や「バリーシール/アメリカをはめた男」などを観る。「ボーダーライン」のエミリーブラントにハマったとも言えるわけだけど、、、「オールユーニードイズキル」「ガールオンザトレイン」でもいい感じだったな。こうして仕事を忘れる日や時間ていうのもたまにはいい。とてもリフレッシュした気がする。しばらく店の本棚もいじっていないので、今週は少し本棚の方も、気分転換してもらえるように、入れ替えてみよう。

港の人

古都鎌倉の出版社「港の人」の書籍を少しばかり扱わせていただくことになりました。偶然の出会いがお取引スタートに繋って、つい先ほど手元に届きました。本や活字の大きさ、書体や紙の選び方まで含め、目を閉じてしみじみ頷いてしまう佇まいの本たち。嬉しいです。
#港の人

週末は青空古本市!

週末、土曜日11月4日はいいお天気の予報が出ています。正真正銘の「青空古本市」になりそうです。みなさんの気になるところ、どのような本屋さんが香取神社の境内に並ぶのか、ご紹介させていただきます。

*双子の蠍*
初参加です。表紙から詩の靄がうっすらただよう、そんな本を少しだけでも持っていけたら。

*書林茶房 Seiji*
旅や食や街歩きのエッセイ、自然描写が美しい小説など。

*kamebooks*
亀好き店主の本屋です。亀が日向ぼっこをするようにのんびりと店番をしています。お気軽にお立ち寄り下さい。

*蛙堂*
古本とレコードなども取り揃えています。

*BrownSugar*
雑食です。その分、思わぬ一冊を見つけていただけるかも?

*鳩渓堂*
東葛地域でのビッグイシューテスト販売です。

*レディオ ナカムラ*
雑多な本を持っていきます。

*NORTH LAKE BOOKS*
頑固なおじさん作家のエッセイが多いです。でも金曜の夜の気分で全く別なものになっているかも、、、

以上8店舗の古本市になります。
お楽しみに!

当日同じ境内では、毎月第1土曜開催の朝市「香取さまで会いましょう」も同時開催です。おこわ、無農薬のお野菜、お弁当、ぬれせんべい、天然酵母のパン、お蕎麦、雑貨、コーヒーなどの露店が並びます。御朱印帳もお忘れなく。

読書会参加者募集!

いつもレギュラーメンバーで定員になってしまいますが、
今回は新たに2名様ほど募集いたします。
課題図書を読んでいただき、お茶を飲みながら感想を述べあうという
ゆるーい会になっています。
先着です。

読書会のお知らせ
課題図書は
永井荷風「濹東綺譚」
*(青空文庫にもありました)
10月14日土曜日
17:00〜18:30
定員10名(先着順)
参加費無料:ワンドリンクのオーダーをお願いします。
要予約。
電話、SNS、メール、店頭にてご予約承ります。